in english in japanese »  HOME » Conference » BBS » 比較氷河研究会アウトライン
Contents
比較氷河研究会アウトライン 会議室:「Glacier BBS」

比較氷河研究会アウトライン

発言者:澤柿

(Date: 2000年 12月 07日 木曜日 11:25:50)


アレンジ担当を表明して以来一週間がたちましたが,さっぱり反応がないので,皆様
の開催への熱意がすっかりさめてしまったのではないかと危惧しております.

比較氷河研究会は,私の理解するところでは,単に聴衆として参加するよりは,積極
的に手持ちの成果や情報を持ち寄って勉強する会であると思います.すでに参加表明
されている方からの発表の申し出およびリクエストをお待ちしてます.

そこで「煽る」という訳ではありませんが,あまり時間もないので,独断で全体のア
ウトラインを決めました.もちろん,異論があればどんどん意見を出してくださって
結構です.それこそこちらの望むところですから.

二日目を「氷期の日本の氷河像」という一つのテーマに絞ることに反対される方もい
らっしゃるかもしれませんが,私の見解は違います.比較氷河研のようないろんな分
野の人が集まって話をする場合は,みんなが同じ方向をむいて,それぞれの立場で意
見を出し合うほうが有意義だと考えるからです.一つの与えられたテーマを解決する
ためには,様々なアプローチがあり,周辺の様々な要素を取り込んで行く必要もあり,
いろんな情報が得られるでしょうし発表者も話しやすいのではないかと思います.こ
のテーマが,実際に動いているプロジェクト等に反映されることなどは目論んでいま
せん.この会で出たことを,参加者それぞれが持ち帰って,自分の研究の肥やしにし
てもらえば良いのです.最初はシンポジウムとしようかと考えましたが,そういう意
味で,ブレインストーミングと銘打ちました.

-----------------研究会アウトライン-----------------------------------------

タイトル:
      比較氷河研究会
    ー氷河研究の最前線ー
   +ブレインストーミング
「氷期の日本の氷河像ー氷河屋の立場から・地形屋の立場からー」

プログラム:
第一日目 
・氷河学と地形学の最先端の研究発表(一般研究報告およびレビュー)

第二日目 <ブレインストーミング「氷期の日本の氷河像」>
午前中 
 ・氷期の日本の氷河はどこまで復元されているか
 ・現成氷河研究が,過去の氷河復元に関して貢献できることはなにか
 ・氷期の日本の氷河像を探る上で参考となる現存氷河(海外)を選定するとしたら,
  どの地域の何が参考になるか

午後 <氷河屋から地形屋に希望すること・地形屋から氷河屋に希望すること>
 ・今後お互いに議論を続けていく上で共通に必要な情報・データ・知識はなにか
  について意見をだしあう

懇親会

---------------------------------------------------------------------


澤柿 さんからのコメント
( Date: 2000年 12月 18日 月曜日 15:36:15)

先日,低温研で開催されたオホーツクシンポならびに極地研で開催された寒冷地形関
係ミニシンポの際に何人かの人々と意見交換しました,それに基づき,比較氷河研究
会の実施要項をまとめましたので,お知らせします.

これまでの申し込み状況(参加者40人前後・うち発表者10人前後)から判断して,当
初予定していた二日間のスケジュールは変わりませんが,以下のようなセクションで
ひとまとめにして行いたいと思います.一発表当たり1時間を設けて,充分語り尽く
してもらいます.

イントロダクション・研究手法(2月12日(月)午前
澤柿教伸(環境)  氷河学に関するジレンマ
平川一臣(環境)  日高,南極のテイル,西南極氷床研究グループから学んだこと

氷河の底面と流動(2月12日(月)午後
岩田修二(都立大) 氷河底プロセスと氷河底堆積物(順変更
内藤 望(名大)  氷河変動モデル・動力学のレビュー
杉山 慎(低温研) 山岳氷河底面の研究レビュー(変更
飯塚芳徳(極地研) 南極氷床下の底面氷
岩崎正吾(環境)  日高の氷河底堆積物から復元される氷河底面の応力場

懇親会

日本の氷河(2月13日(火)午前
青木賢人(東大)  日本アルプスの氷河前進期の年代および宇宙線年代法の紹介と日本・ヒマラヤの氷河地形への適応結果(移動
岩田修二(都立大) 日本アルプスの氷河前進期の年代キャンセル
長谷川裕彦(明治大)北アルプスにおける氷河作用研究の現状と課題(追加
山口 悟(低温研) 雪渓と氷河と流動モデル(順変更

氷河周辺科学の話題(2月13日(火)午後
石川 守(環境)   永久凍土と岩石氷河・大雪山の氷河存在の可能性(移動
塚本すみ子(都立大) 絶対年代決定の現状と問題点
諏訪 浩(防災研)  インダス川上流に発生する斜面災害ー晴天時に繰り返す土石流ー(追加

総合討論(約2時間)

旅費は早くから申し込みされていた方と院生を優先的に割り振ります.発表されない
方にも出します.そのかわり,事前に発表者あるいは参加者への質問事項を掲示板に
投稿して,発表者の準備と会の充実に貢献してください.それ次第では,参加者に随
時意見を求めることもあります.一言コメントを会場に用意してきてもらっても構い
ませんし,いろんな場合に対処できるようにこれまでに作成した学会発表用のOHP・
スライド・講義資料等を携行してきて下さい.また,最終的には参加した感想などの
レポートを提出してもらいます.これをとりまとめて,氷河作用研究グループのホー
ムページに掲載します.

発表はまだ受け付けていますので,積極的に参加してください.
開催日時はもうしばらくお待ちください.


青木@東大CSIS さんからのコメント
( Date: 2001年 1月 09日 火曜日 20:00:16)

岩田先生がキャンセルされた年代に関する議論はどうしても前段で必要ですよね。
よろしければ、私の発表を二日目午前に移していただけないでしょうか。そこで、日本アルプスの氷河前進期の年代について、併せて発表したいと思います。


澤柿 さんからのコメント
( Date: 2001年 1月 09日 火曜日 22:12:41)

青木さん,ありがとうございます.
なんなら,時間を1時間以上割り振っても構いませんよ.

ということで,変更しました.

できれば2日目の午後でも午前でもいいですから,もう一人ぐらい
発表者が欲しいです.
どなたか手を挙げてくれませんか?


青木@東大CSIS さんからのコメント
( Date: 2001年 1月 12日 金曜日 9:56:25)

さすがに1時間以上はしゃべりが持ちません(苦笑)

日程はどのようになっているのでしょうか?
決まっていましたっけ?
そろそろ2月/3月の日程も埋まり始めてきています。


澤柿 さんからのコメント
( Date: 2001年 1月 12日 金曜日 10:47:17)

比較氷河研究会の開催日は

★2/12(月)&13(火)★

です.


前
名大研究集会、ice streamのレビュー
カテゴリートップ
BBS
次
多雪地形 その後

Copyright © 2000-2024 Study Group on Quaternary Glaciation in Japan